肥田舜太郎先生の遺志を継承する

【放射線被曝】急性障害と晩発障害
放射線に被曝をすると、細胞に放射線が通過することによって、我々の身体を構成している原子・分子の繋がりが切れてしまう。セシウム137から放出されるガンマ線は66万1000電子ボルトのエネルギーを持っている。一方、身体の原子や分子どうしを結合させているエネルギーは普通数電子ボルトです。身体に入ってきたガンマ線が原子や分子にあたると原子を構成している電子がはじき出され、その電子がさらに周りの原子の電子をはじき出すという風にして、多くの原子・分子の結合を切断していきます。


広島・長崎での長期にわたる放射線障害

放射線とは不安定な原子核がより安定な状態の原子核へと変化する際に、余分な粒子やエネルギーがアルファ線、ベータ線、ガンマ線として原子核外へ放出されたものです。

外部被曝と内部被曝

【外部被曝 】
原爆炸裂後、大量の放射性物質が放出され、それから
放射性粒子がまき散らされた。爆発の瞬間の被曝は、
主としてγ 線、中性子粒子による外部被曝であったと
考えられる。線量が大きかった為に多くの人が即死もしくは、
数日・数週間・数カ月のうちに死亡した。
【内部被曝 】
チェルノブイリや福島における原発事故の場合は、放出
された放射性物質が、呼吸によって鼻や口を通して、また
汚染された水や食料の摂取を介して体内へ入るという
低線量の内部被曝の影響が問題になっている。

体組織内のアルファ線の軌跡

被曝者の腎臓の細胞からアルファ線が放出されている。(黒い2 本の線)約 70 年
を経た現在でも臓器内部で放射線源が放射線を発し続けている証拠、内部被曝そ
のものである。(腎臓の中でプルトニウムがアルファ線を放射している軌跡)

【 外部被曝に比べた内部被曝の恐ろしさ 】
福島第一原発事故による 【 外部被曝 】 を恐れなけ
ればならないのは、原発近くで働く作業員であり
ます。私達一般人は、放射線源である原発から一
定距離、離れているために原子炉から放出される
ガンマ線に直接あたることはありません。
原発から風に乗って運ばれて来た放射性物質が体
の中に入る 【 内部被曝 】 を最も気を付けなければ
なりません。体内に入った放射性物質は肺や胃か
ら血液に運ばれ全身の一部の組織に留まってアル
ファ線やベータ線を長い間発し続けます。近くに
ある細胞が傷付けられて慢性の病気がつくりあげ
られていきます。